2010年03月31日(水)
世間虚仮 [時評ー宇久]
市場経済合理主義の崩壊とともに、効率至上主義はもうすでに過ぎ去っている。
それらのもたらせた惨憺たる世情。倫理の喪失。
人類にも、この青い星にも崩壊の危機が迫っている。
そこから脱出する狭き門はどこにあるのか。
人々は、政局のドラマに国家の目を眩まされてはならない。
政治と市民を結ぶ架け橋は、すでに足場を失っているのに。
バーチャルな映像のなかで演じられる幻想にすぎないのに。
いつしか真実というものは見当たらなくなってしまった。
まさに「政治の終わり」だ。
では、そこから出直すべき「政治の始まり」はどうか。
深い濃い霧で、先が見えない。
経済的にも精神的にも不況の渦に巻き込まれ空転するばかりだ。
マスメディアの質の低下も目に余る。
特にNHKのテレビは、自身のコマーシャルにあふれ、これでもあか
式の映像は、民間放送よりひどい。経営陣の入れ替えでか、低俗で、以
前の公共放送の格調の高さは喪失し、低俗になってしまった。分かった
風な、映像電波に乗っかった、よりバーチャル次元でしかないのに、そ
の厚かましい無神経さが目について仕方ない。
今日の党首討論の、国会中継には、野党党首の隣に腹を突き出して居
座り、睨み、ヤジる無品格な国会議員の姿があった。
ともかく、愚にもつかないパプリック・サーバントに多額な国民の税
金が注がれっぱなしだ。
もともと「世間虚仮」ではあるが、近年、とみに正常さが消え、一般
的に平衡感覚は鈍ってしまった。
何を再生させるべきか。
何がこれから始まろうしているのか。
そこには、失われし何十年かが横たわる。
それが障碍となって展望が開けない。
せめて「もっと政治は謙虚で、清貧たれ」と心底思う。
Posted by ichikawa at 16時55分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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