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第四編 三条力問題の時節
第一章 2004年 会議のあしあと もくじに戻る
ひとつの節目
最近の農政課題 市川 和男(会長)
食料自給率と農地法三条の利用力 (2004年10月8日) (「農業委員会便り」原稿)
いま政府では、新基本法のもとで五年ごとに見直すことになっている「食料・農業・農村基本計画」が検討されています。
そのなかでも、私たち農業委員会としての最大の関心事は、自給率の見直しと農地制度の見直しの問題です。
この二つには相互に作用し合う密接な関連があります。
まず自給率(カロリーベース)を見ますと、昭和四十年に七三%であったのが、平成二年には四十八%、
平成十五年では四十%と落ち込んでいます。
平成十二年の新基本法制定時に国内食料自給率を十年後に四十五%にまで引き上げる基本計画の目標が
定められていましたが、その成果は一向に上がらず、今になってその達成は困難との見方が出され、
食料・農業・農村政策審議会の企画部会では、自給目標については明春に先送りしています。
一方農地制度については、自ら耕作するものに農地を与えるということを基本としたのが、現行の農地法であります。
その根幹にあるのが、同法第三条です。
これは簡単に言えば、自作農を維持・発展させるように農地の売買・貸借などについて定めたものです。
この第三条の取扱件数は、国内食料自給力低下の後に従うように減少しています。
全国では昭和五十五年をピークに、現在ではその四分の一を割り、本町でも平成八年の半分以下になっています。
その幾部分かは農業経営基盤強化促進法での農地利用に移っています。いわゆる借地農業への転換です。
しかしこの第三条を親亀に、自らの農地を他の用途に転用することについて定めた第四条、
他の者の農地を取得して転用することについて定めた第五条を小亀にして、国は、農地の一筆ごとの管理を行なうよう、
各市町村の農業委員会に農地行政を担当させています。
いま行なわれている農地制度の見直しの議論は、この基本構造に重大な変化をもたらすことが想定されます。
これは農地の取得や利用の「入り口の規制緩和、出口の規制強化」といわれる方向です。
しかし出口規制を厳しくすれば、誰でも農業に参入できるようにするのは無責任だ、との異論もあります。
確かに現在の農地法によって日本の家族農業経営は守られ、その地域の各農家の個別経営は保障されてきました。
その農業者の公的な利益代表機関である農業委員会としては、
このような第三条の実質的な廃止につながりかねない議論は我々としては看過できないところです。
国内食料自給率の低下と農地法第三条の利用率の低下は比例しています。
この双方の低下は、高齢化率と遊休農地率の上昇をさらに増幅させますから、
この悪循環を断ち切ることが強く求められていると思います。
「農」に力を与えるものは、なんといっても「自給率」です。
「農力」=「自給力」=「第三条利用力」。
この関係を、地域から発信し創造していくよう、お互いに力を合わせていただきますことを切に期待するものです。
【住民サービスと農業委員会の姿勢について】 市川 和男(会長)
2004年( 平成16年)12月20日・町議会答弁
問者の質問に関して、私は、総論的な角度から、日ごろの考えの一端を開陳致したいと思います。
それはつまり、こういうことです。「農業委員会の住民サービスとは、一体どのようにあるべきか」と、いうことです。
その場合、端的に言えば、
「どうも一般行政のそれとは、若干の違いがあるのではないだろうか」
そのように、私は自問をいたしております。
まず、基本的なことを申し上げますと、農業委員会の最大の命題は、なんと言っても、
やはり「農地総量の確保」であると考えております。
農業の国際分業的な視点ではなくて、「国内食料自給率」の向上が保障できるような、
「農用地の確保」に資することだ、と思っております。
窪川町農業委員会の最大のテーマは、関係機関が提携しながら、本町が一丸となった「地産地消」を促進できるような、
つまり「地域自給率」の向上をもたらす方向での「農用地利用」を図ることであります。
それと同時に、大切なことは、余り、猫の目農政に振り回されないように、
私たちのまわりの「現実の農家と農用地を守る」ことであると考え、
私たち委員会はそれなりに身の丈に応じた努力を致しているところであります。
牧歌的な安らぎをもたらすような、農地としての多様な使途、多彩な活用をも包含する器。
その器としての「農地の確保と保全」であります。
古来、稲は神聖な作物であるとされて参りました。
そこでの農地は、<命のみなもと>を絶えず作り出していくという、もともと聖なるものでありました。
しかし、近年になりまして、それに代わる経済効率一点張りの論理が、農地をも席巻していましたが、
いまやその見直しの論議が一部ではありますが始まっております。
今世紀はその価値転換の時でありまして、私たちは、日本的な原点を見失うことなく、
地域の「ねもと」を見直しながら、真に健全な安心・安全の地域に向かった出直し出発をすべきでなないか。
そう思うにつれ、「窪川」の根っこにある「瑞穂・つまり<水とみどりの育の里>の復位を、私は願わずにはおれません。
折しも、今年は国際コメ年でありまして、そのキャッチ・フレーズは「コメはいのち」でありました。
今ここにきて、土地は<いのちのみなもと>という視点が大切であると考えます。
現下、法律改正のなかで、また、「食料・農業・農村基本計画」の見直しのなかで、
これからの農業委員会が果たすべき役割について盛んに論議されております。
それを、要約して申し上げますと、課せらている使命の大前提が、第1に、直接的な「農地の保全と確保」。
第2に、それと不可分密接な新しい「農地の管理主体」としての役割。
第3に、今期・法改正で、クローズアップした「農業経営の合理化」への貢献。
第4に、農業者の代表機関としての一層の、意見開陳、建議活動、広報活動、大雑把に言えば、これであります。
窪川町農業委員会としては、このような方向性のもとで、私たち今任期・当初に
「向こう3ヵ年の窪川町農業委員会独自活動の基本方針」
を決定しまして、それに基づき、
農政部会活動、農業振興部会活動、特に建議に向けた活動、広報活動などを行なっております。
このような農地行政の執行や委員会活動に、広く町民の立場から、関心をお寄せ下さることに深く感謝を申し上げます。
そのうえで、農業・農村の諸問題に対する意見の<公表権>や<建議権>を有し、
かつ独立した合議体の執行機関としての農業委員会でありますので、本日の問者のご意見・ご要望は真摯に受け止めまして、
持ち帰り、その旨を伝え、協議に付したいと存じます。
以下、質問の各論については事務局長から答弁を致させます。
窪川町農業委員会・会長 市川 和男
平成16年12月20日
2004年農委総会・オリエンテーションの足跡
平成16年1月定例総会 (04年1月30日)
定足数に達しておりますので、これより平成16年1月の農業委員会総会を開会いたします。 もくじに戻る
本日は、2004年が明けまして、初の定例総会であります。
昨年は、本委員会の運営にあたりまして、積極的・建設的なご協力頂き、ありがとうございました。
私ども今期の第2年目の年度を、はや迎えようとしております。
委員各位におかれては、それぞれ思い新たに、よき年をお迎えになられたことと存じます。
本年は、ご承知のように「2004年国際コメ年」であります。
これは、コメが世界の半数以上の人々の主食であるとの認識に立ちまして、食糧安全保障の確保、貧困撲滅に果たす役割を
世界に喚起するための国連決議によるものであります。
この「国際コメ年日本委員会」の会長であります木村 尚三郎氏は、読まれた委員も多いと存じますが、
氏は元旦の全国農業新聞の中で、
「私たちは、コメや稲作を中心に、世界を見直し、その重要性と日本の位置づけ、役割を考え直すべきときにきている」としまして、
「このような中、2004年は<ライス・イズ・ライフ>(コメは命)という明確なメッセージを世界各国の人々とともに、コメの重要性と訴え、
コメの生産と消費の拡大、コメの技術と文化の交流を図るための、またとない機会」であることを主張しています。
このような、国際コメ年日本委員会の動きに、私たちとしても、四万十川の上中流地域なりに呼応することは、
また大切ではないでしょうか。
木村氏は、「食料・農業・農村基本法」の策定に当たられた代表的な方でありますが、
その基本法では、食料の自給率向上が強く掲げられています。
そして平成16年度は、ちょうどその「食料・農業・農村基本計画」の見直しの年度でもあります。
また、この一月は、「食を考える月間」でもありました。その一方では、鶏インフルエンザの汚染が拡がりを見せようとしております。
その他、色々と動物から人間への、病原菌感染が社会問題化しており、「食の危機」が今や世界的な問題となっています。
そして、今年は、期待される「食育基本法」の制定も予定されております。
国際的には、WTO交渉の大詰めでありまして、多面的機能を主張している日本提案の行方が注目されるところであります。
さらに、 FTA交渉の本格化など、重要な懸案事項が山積しております。
国家予算においては、平成16年度予算案上で、農林水産業予算総枠の3兆円の大台だけは確保できましたが、
コメ改革関連の産地づくりの交付金適用問題や農業委員会への交付金などを始め、一般的に財政問題には、
ひときわ厳しいものがあり、地方自治体の死活に関わるほどの深刻な事態が顕著になって来ました。
そのような中に置かれた私たち農業者も、一大転換点に立っております。
しかしながら、 バブル崩壊の平成2年から、長いトンネルを経てようやく、ほのかに「景気の緩やかな回復局面」にあるとも、いわれて
います。ともあれ、私たちは、未来への展望を明るく、そして、力強く、農業委員会として、系統的に連帯して、現状打破に正面から
立ち向かいたいと、念ずるものであります。
本町を取り巻く合併問題につきましては、
大野見村との法定協議会に加え、過日、大正町・十和村との法定協議会も立ち上げられました。
時まさに、「四万十大地の地域農政建議」は、より一層、切実な課題となり、
かつ、さらに重要性が増しているものと考えます。
活発な活動が期待されます「建議・意見書作成小委員会」への積極的なご協力を、ここに改めてお願い申し上げます。
(議案審議)
◎ 「新町への農政建議のための委員提言」については、引き続いてご提出に向け、宜しくお願いします。
以上を持ちまして、平成16年1月定例総会を終了致します。
平成16年3月定例総会 (04年3月29日)
それでは定足数に達しておりますので、これより平成16年3月の本年度末・農業委員会総会を開会いたします。
時はめぐり、もう桜の季節を迎えました。 本総会は、平成15年度の最後の総会であります。
そこで、まず冒頭におきまして、本年度を総括的に振り返ってみたいと思います。
昨年3月の総会には、窪川町農業公社設立検討委員会の、最終報告書の内容を概括的にお繋ぎ致しました。
その後、設立準備室は存続しまして、町と農協という農業公社の設置主体によりまして、
そのトップ協議や事務レベルの設立準備会が重ねられております。
が、現在は、町村合併の関係で、一つは、大野見村との法定協議会におきましては、
新町にその「設立計画を引き継ぐ」という合併調整案の決定を見ておりますが、
大正町・十和村との協議は、そこに至っておりません。
従って、当面は、「営農支援センター」の機能充実の方向での検討課程にあるものと承知しております。
15年4月の定例総会では、「窪川町農業委員会の向こう3カ年の独自活動の基本方針」が決定されまして、
その方針のもとで、活動が展開されました。
農政部会の主催による、町内関係機関からの講師を招きましての、時機を得た研修会がもたれ、
また農地マップの配布も行われました。
農業振興部会の主催によるものとしては、営農現場の探訪が、探訪先の委員のご協力を得まして、
印象深い成果を得ることもできました。
また、建議・意見書作成小委員会では、農業委員会法・第6条に基づきまして、
野生鳥獣被害対策に関する「要望書」を7月には窪川町長に、
8月には高知県知事に提出を致しまして、農業者の意見を伝えました。
また、夏の一泊二日の兵庫県相原町への視察研修では、小回りのきく、農地と農業委員の結びつきを学んだことでありました。
秋、9月には、農地パトロール兼作況状況の見回りを和やかに行いました。
その後には、地産地消を地でいくような、<持ち寄り・手作り>のまことに豪華な慰労会も思い出のひとつであります。
町政では、次第に合併問題が急を告げ出しました。
大野見村との合併協議の中で、農業委員会の数や委員定数、選挙区問題などに関する、
本委員会の意見集約が求められ、
その9月末には、両町村の農業委員全員の合同研修を行い、10月の本委員会定例総会では、
農業委員会法に基づき、二つの委員会の存続という方向に意見集約がされました。
この調整案は昨年11月の「窪川町・大野見村合併法定協議会」におきまして、原案の通りの採択が行われました。
一方、昨年の暮れには、国のコメ政策の改革方針が出されました。
これには、大農場方式による水田農業の再編成が意図されているものとも推測されます。
本町は典型的な中山間地域でありますが、そのような地域にとっては、
この政策の、担い手への厳しすぎる条件設定や、助成金・支援方式の特化など、
まさに一握りにも満たない「勝ち組」優先の農業者育成という、偏重的で粗雑な政策となる要素が多大であると思われます。
そのような、内外とも、極めて流動的に激変する潮流の中で、委員各位には、本町農業の足元を見つめた視点から、
新町農政への建議」のための委員提言を、作成小委員会から各委員に求めたことでありました。
委員各位の、積極的でかつ建設的な提言を頂きましたことに、ここに改めて感謝を申し上げます。
現在、小委員会の意を受けて、事務局におきましては、各位の意見の項目別整理がおこいなわれているところであります。
これは、16年度に向けての窪川町農業委員会活動の展望に資するものであり、
16年度の核的なテーマに位置づけられるものであります。
明けて平成16年。 時あたかも「国際コメ年」であります。
「窪川のコメ」の食味評価は、県内外に、さらにやや全国的にもといってもいいほど、とみにあがっているようであります。
何といっても、農地を守るのは人であり、水田を環境保全的に守るのは、稲作が最高なのであります。
高南台地の米への熱き思いは、委員提言にあふれております。
ところで、大正町・十和村との合併問題が、極めて緊急な課題になりました。
本総会の「協議」として議事日程に掲げておりますが、前回の大野見との協議と大きく異なる点は、今国会に上程されており、
この6月に可決・決定をみることが確実と見られる「農業委員会法の改正」の内容であります。
その内容の殆どは、私たち農業委員会の系統協議の集約された意見と要望が、農委業委員会法の改正原案の協議過程にお
いて、厳しいながらも、或る程度大きく反映された原案修正が為されているからであります。
なかでも「農地部会」の任意な、複数設置の道が開けたこと。これは、市町村合併という広域化のなかで、そのデメリットを軽減する
ため、<人と農地を身近に結ぶ>という農業委員本来の使命を果たせるよう、柔軟な「農地部会の複数化」になっているものと思わ
れます。 それが背景に合っての、今回の調整案でありますので、ご承知おき願います。
最後に、きたる年度は、先の総会でも申しましたように、国の「食料・農業・農村基本計画」の見直しの年度でもあります。
いまや、「食の安全と食の自給」が国民的な関心事になっておりますこのとき、「食の安全と自給」を国是とする運動が私たちには、
最も求められております。
現下の国際的な「食の不安」な状況にありまして、国内自給率向上の実現のために、真剣な見直しの論議が強く期待されます。
従って,2月の定例総会でも申し上げましたように、本町内外の、しかも、中央・都市・地方・僻地を問わず、
もろにその影響を受ける時代でありますことをしっかりととらえ、
「揺るがざる四万十大地」の「新たな自治体における地域農政建議」
に向けまして、より一層、積極的なご協力を、ここに重ねてお願い申し上げます。
それでは、これより議事日程により、会議を進めます。
(議案審議)
● 日程・第98
これより「協議」に入ります。
協議事項は「窪川町大正町十和村の合併における農業委員会の数と委員の定数、
任期及び選挙区の取扱いについての意見集約」であります。
会長、概括説明と提案要旨を発言
本会の調整案の文言を朗読(事務局長)
以上、これに対するご質疑はございませんか。
これより採決に移りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
それでは「別紙調整案の通り、本会の意見を集約する」ことに賛成の委員の挙手を求めます。
挙手全員、(多数)よって、本案は原案の通り決定すいました。
● 日程・第79 「協議その他」に移ります。
以上で、平成16年3月の、平成15年度末定例総会を終了致します。
平成16年5月農業委員会定例総会 (04年5月28日)
定足数に達しておりますので、これより平成16年5月の農業委員会総会を開会いたします。(PM1:30)
稲の作付けも終わったことと思います。お疲れのことろご苦労さんです。
さて、今回「農業委員会等に関する法律」の抜本的な改正が、衆参両議院の国会審議を経て、
去る5月19日、
昭和55年の「農地三法」の成立年以来、24年ぶりに行われました。
そこで若干、それについて、先ず申し上げておきたいと思います。
今期第159国会での、本法改正の<理由書>を見ますと
「農業委員会の設置に係る市町村の自主性を高めるとともに、
その効率的な業務運営を確保するため」となっております。
その概要につきましては、すでに、申し上げていたような内容でありますが、主な改正点は、六つであります。
その第一は、「農業委員会活動の重点化」であります。
それは、委員会の業務を構造政策に重点化する、ということであります。
つまり、具体的には、6条2項に規定されている農業振興の業務(法令業務以外の業務)を、
農地の確保と利用集積、効率的な利用促進、法人化など、農業経営の合理化に関する業務に重点化していくというものであります。
また、「食料・農業・農村基本法」の理念との整合性を確保すること、となっております。
第2は、「必置基準の見直し」であります。
すなわち90ヘクタール以上という算定の方式の見直しでありまして、これについては、基準面積の算定から、
生産緑地以外の市街化区域内の農地を除外することになりました。
第3は、「選任委員の選出方法の見直し」であります。
これは、構造政策の推進に向けまして、農地流動化のため、選任委員の推薦団体の枠に「土地改良区」を加えたこと。
同時に、議会推薦はスリム化の観点により、上限定数が5人から4人に引き下げられました。
第4は、「選挙委員定数の下限の市町村条例への委任」であります。
すなわち選挙による委員の下限定数は、現行法では10人から40人までとなっておりますが、
そのうち、10人の下限を廃止しまして、その委員定数は市町村条例に委任されるということになります。
ただし、選挙による委員が、選任委員の定数を、上回るようにしなければなりません。
第5は、「部会制度の見直し」であります。
これは、各地域の実情に応じた弾力的な部会運営のための改正であります。
これによりまして、農地部会の複数設置が出来るようになりました。
これまで、選挙委員の定数が21人以上の場合、農地部会は「必置」でありましたが、それを「任意設置」とし、
併せて、複数の農地部会が設置できるようになっています。
これは、農業情勢の変化や市町村合併などから、農業委員会活動の広域化、
さらに委員会業務の多様化と増大化に対応する措置であります。
またそのため、選挙委員の定数に関係なく、農地部会以外の部会が設置できるようにもなっております。
第6は、「選挙委員の解任方法の見直し」です。
これまでは、選挙委員の全員一括の解任請求しか出来なかったのが、今回の改正で、
個々の農業委員を対象に解任が請求できるように変更されました。
これらは、今後の農業委員会の活動展開に直接結びつく改正であります。
これらによりまして、
「窪川町・大正町・十和村合併法定協議会」の選択肢であります「二つの農地部会の設置」にも法的根拠が出来ました。
二つの農地部会が、選挙による委員と選任委員で構成され、それぞれに法令業務等について執行できるものとなります。
なお、もう一つの選択肢であります、ひとつの自治体の中に、二つの農業委員会の存続という方向も
「窪川町・大野見村合併法定協議会」におきまして採択されたままでありますが、これは現行法が生きておりまして、
それも法的には可能であります。
私たちは、このような「農業委員会法の改正」を受けて、
昨年度に立てております「平成15年度から向こう三ヵ年の窪川町農業委員会独自の活動方針」に
一層の確信を持って、
先ずは、積極的な各部会活動。
次いで、地域農政建議活動。
そして、農委の顔に見える広報活動。
以上の3点を、任意業務の柱とした委員会活動を展開したいと考えます。
その線上におきまして、
本日の法令業務関連の議案審議終了後、各部会の部会長さんから、本年度の活動方針の概要につきまして、ご報告いただきます。
ともあれ、昭和26年から始まった現行の農業委員会時代は過ぎて、今は大きな節目に置かれておりまして、
これからは「新たな委員会」を地域から作り出してゆくべき時代に入りました。
「食料・農業・農村基本計画」の見直しや、市町村合併が進行するなか、コメ政策の改革など農業現場での転換期を迎えていますが、
今や、農業委員会の役割は、「地域農業の振興」にとどまらず、「地域社会全体の発展」においても極めて重要になってきております。
それは、4月の総会で申し上げましたように、実質的には「農業委員会の時代」から
「農村委員会の時代」への幕明けと言えるのかも知れません。
諸般の農業情勢は、「自給率」を高め、「食育の定着」を達成するための運動が、
これからの農業委員会活動の主要テーマであることを示しているものと考えます。
そして窪川町農政課題として、本委員会が平成13年11月に建議しました事項の中に、
本町独自の懸案事項として「農業公社」の問題があります。
これにつきましては、4月総会での席上で申し上げましたとおり、
「農業公社については、窪川町が検討中の設立計画を、新町の引き継ぐ」という文言で、大野見村との合併協議では決定を見ております。
が、大正町・十和村との協議では、まだ、協議事項には上っておりません。
また、先にもお伝えしましたように、窪川町経営・生産対策推進会議におきましては、
当面「営農支援センター」の拡充強化の方向が、打ち出されました。
そのもとで、現在、計画調整が、事業主体である窪川町長部局及び四万十農業協同組合において行われているものと承知しております。
そこで、これにつきましては、本日の本会議終了後、農政部会の主催によって全委員の研修会を行います。
(会長によるオリエンティーション PM1:40)
それでは、これより本日の議事日程に従い、会議を進めます。
( 議案審議の後、総会終了) もくじに戻る
平成16年7月農業委員会定例総会 (04年7月29日)
定足数に達しておりますので、これより平成16年7月の農業委員会総会を開会いたします。(PM1:35)
今日はいつもとは、まるで逆のようなコースをたどっております台風10号の動きが大変きになるところですが、
この7月の後半は、焦げ付くような猛暑続きであります。
本町でも雨のない、カンカン照りの影響で所によっては,水不足のほ場もあり、園芸作物への干ばつ被害なども心配されます。
地球温暖化やフェーン現象に加え、大都市圏では、都市廃熱現象などで関東方面では、観測史上、二番目、
90年ぶりの高温に見舞われたと言われています。
その一方では、新潟県や福井県では、これまでにない梅雨前線の活発な活動と、
熱せられ湿った、いわゆる暖湿(だんしつ)気流が重なったことで、
あのような未曾有の大洪水が起こり、河川が氾濫し、甚大な被害を蒙っております。
このところ、何か世界的に異常気象の発生を思わせるような気候であります。その温暖化は確実に進んでいるといいます。
地球の平均気温は、20世紀中に約0.6度上がり、1990年代は、過去1千年で最も温暖な10年になったそうであります。
とりわけ農業と気象は最も深い密接な関係にありますが、今度の影響はどうなるでしょうか。お互いに共通した関心事であります。
そんななか、去る22日には、海岸部の作況について見回りました。当日は大変ご苦労様でした。
そこでの稲の出来は、概ね全体的に良好と見ましたが、委員各位の観察はいかかでしょうか。
来る9月には台地部の作況も見回る事になっております。
農水省が発表しました7月15日現在の「水稲生育情報」では、6月以降、高温で日照が長かったことから全体として順調に推移している、
としております。また高知県の早期栽培の作柄は、「平年並み」と報じられています。
ところで、今年4月から自主流通米・政府米制度が廃止になり、
そして「売る自由」「売れるコメづくリ」に向けた動きガ始まりました。
このコメの「流通変化」に、如何に対応してゆくのか。
今や「産地間競争」、そしてさらに「個別経営体間競争」が激化しているといわれております。
「コメは命」という国際コネ年の今年、「おいしいおコメ」が出来る天与の恵みを持っております「クボカワ」を活かした、
「四万十・仁井田米」を上手に栽培し、有利に販売する道を、
いまこそ、関係機関を挙げて切り開かなくてはならなくなっております。
また、大幅な公共事業削減の渦中にありまして、高知県でも、
建設業の農業参入を支援するという方針を打ち出しております。
これは農業の内部での、担い手不足・高齢化の問題があり、農業外部条件では、業界の雇用対策問題等があり、
その一致点が見出せるからであろうと思われます。
しかしながら、私ども委員会が携わります農地行政上では、大変な課題を背負うことになりそうであります。
農業集落・農村の土地利用の調和した持続的な維持と、地域発展の角度から、
農業者の安心できる措置が、農業委員会の系統組織として真剣に検討されなくてはならないと思います。
懸案の町村合併に関しましては、流動的ではありますが、
法の改正を受けて先の法定協議会で合併の目標期日が定められました。
それによりますと
窪川・大正・十和の3町村の場合では、平成18年3月20日と設定され、
窪川・大野見2町村の場合は、それが3月1日となっております。
それに伴いまして、大野見村との場合は、二つの現農業委員会の組織がそのまま存続しますから、
在任特例の適用は不必要ですが、
大正・十和との場合は、一つの委員会になりますので、在任特例の適用が必要となります。
第5回の3町村法定協議会におきまして、新町の議会議員の在任特例の適用期間は、
平成9年の2月10日で満了するということになっております。
が、農業委員の在任につきましては、
法的に合併後1年以内となっており、合併期日の確定後再度協議する事になっておりましたで、
この7月27日、法定協議会長名で、
本委員会の意見を求める照会があったところであります。
これについては、本日お手元に配布しております文書によりまして、この8月にはご協議を願うことになります。
現在のところでは、諸般の事情を勘案して、適用期間は、平成18年8月末日が適当ではないかということで、
それぞれの3町村の委員会におきまして、
本年8月の定例総会で具体的なことを協議・決定するということになっておりますので、
この際あらかじめ、お伝えしておきたいと思います。
次に、先の6月定例総会でご案内の「農業委員会の必置規制を堅持すること」
という要請につきましては、
町長、議長に正式に文書を持って直接要請いたしましたが、よくご理解いただいたものと受け取りました。
すなわち、
1、引き続いて法的な規制の下で農業委員会を置かなければならないということ。
2、適正な法令業務の執行を実際に効果有らしめるため、「農業委員会交付金」を維持し、確保するということ。
当面この2点について、主旨をお伝えし、特に農業立町としての立場を踏まえ、
これを確実なものとするよう要請致しましたことをご報告申し上げておきます。
そしてまた、本日は、定例総会の終了後、農業振興部会の段取りによりまして、全委員の研修会を行うことになっております。
ともあれ、諸情勢は如何に変化しようとも「農業・農村の唯一の公選制の行政委員会」としての自覚と自負をもって、
本委員会活動に、各位の、さならる「力」をあわせていただき、各般にわたる建設的な活躍を、よろしくお願い申し上げます。
(会長によるオリエンティーション PM1:45)
では、これより本日の議事日程に従い、会議を進めます。
(議案審議)
そのほかに特になければ、これを持ちまして、平成16年7月の定例総会を、これにて閉会します。(PM3:35)
それでは、これより、直ちに農業振興部会主催による委員研修に移ります。
平成16年7月29日
平成16年8月農業委員会定例総会(04年9月1日)
定足数に達しておりますので、これより、平成16年8月の農業委員会総会を開会いたします。 (PM1:00)
予定しておりました8月30日の総会は、折りも折り、その時と合わせるように、大型で強い台風16号が来襲しました。
この台風は、九州を縦断し、中国地方に至りましたが、四国地方にも各地で色々深刻な災害をもたらせました。
今日9月1日は、立春から数えていわゆる「二百十日」に当たります。
ここに間近い、丁度30日の午後から、暴風域の、巨大な渦巻きの東側に長時間巻き込まれ、猛烈な突風が吹き荒れました。
農作物や農業施設を始め、家屋や樹木にも強風被害が出ました。被害は今度さらに拡がることも予想されます。
先月の定例総会でも申し上げましたが、このところ大変、異常気象が心配されます。
今年の五月と六月に、四国に上陸した台風が3つ。
7月のカンカン照りの酷暑の後は、本町では8月の1日から2日にかけての台風10号で、
仁井田地区を中心に床上浸水21戸、床下浸水40戸、直後の農作物推定被害額570万円、農業土木関係では
約2億円の被害状況と報告され、主に豪雨災害でありました。
8月はその後も、連続的な「暖湿気流」のため、雨天の多い天候不良の日々が続きましした。
その上に、この度の16号の強風災害の爪痕。
さらに、二百二十日もそこに来ておりまして、台風18号の進路が、また気になるところであります。
先の頃までは、稲作の状況は「104」ということで、概して比較的良好な推移でありましたが、ここに来て、それは果たしてどうでしょうか。
委員各位の、農業の被害や自家経営などへの影響は如何でしょうか。
ところで、前回の定例総会で決定を頂きました「窪川町農業施策に関する緊急要請」につきましては、
8月9日に、窪川町長に対しまして、直接課題の3点について、建議・検討小委員ともども強く提言し、要望を致しましたが、
詳細につきましては、事務局長から報告を致させます。
また、本年度の農業委員会の先進地視察につきましては、8月10日に、各委員の参加を得まして、一日旅行の行程でありましたが、
事務局の設定したスケジュウール通り、順調に無事成果を収めることができました。
参加頂いた委員各位と共に事務局の労を労いたいと思います。
さて、「新基本法」に基づき、10年程度を視野に入れて5年ごとに見直しをすることになっておりますことを受けて、
政府の「食料・農業・農村政策審議会」は、この8月10日、「新たな食料・農業・農村基本計画」の中間論点整理をまとめ発表しました。
それによりますと「農家と、農地面積の減少が加速し、思い切った改革に早急に着手する必要がある」として、
各種の支援策を「集中化」「重点化」することを打ち出しました。
具体的には、一定の条件付きで、認定農業者と集落営農を加えた規模の大きい「担い手」に、各種の支援を絞り込む方向で、
その耕作面積に応じて助成する「直接支払」の制度改正を提起しております。
しかし、日本農業を概観しますと、従前から、600万農家といわれていた全国の農家戸数は、今や半減し、約300万戸になっています。
農水省方針は、その300万戸の1割強に当たる、40万の担い手に、農地の6割を集積するという構想であります。
その傍ら、かつて80%近くあった日本国内自給率は、農家戸数の減少に比例したように、これも半減して、ご承知の通り40%に落ち込み、
これがさらに下降カーブをとる傾向にあります。
もちろん、新基本法制定の時に策定した「基本計画」での自給率の達成目標45%には、遠く及んでおりません。
この肝心の自給率についての記述は「基本計画見直し」のなかには、見あたらず、
うたい文句は「産業としての担い手に施策を集中する」ということです。
ここでの農地制度の見直しでは、優良農地の確保措置の強化と、農地を効率的に利用する仕組みの構築が取り上げられております。
この「政策審議会」の論点整理の一方におきまして、同じ農水省は、国土保全を視野に入れ「農業用水路管理」に助成を行うという、
新たな制度を2006年度にも創設する方針を、この8月25日にとり決めました。
そして早速、それに向けまして来年度予算の概算要求に、その調査費を計上しております。
内容的には、農家と農家以外の住民、NPO(民間非営利団体)などが協議会を設置して、
そこで、用水路やほ場・畦などを自主的に管理させようとするもののようです。
それは何故か。
つまり、政府が「担い手」とする中核的農家に支援を集中する、という施策だけでは、農村の過疎化や農家の高齢化に伴う耕作放棄や、
農地の荒廃が深刻になるとの判断が、その背景にあるからであります。
端的に言えば、担い手への施策集中のみでは農家・農村の荒廃が加速するという裏返しの危機感の表れと思われます。
日本弁護士連合会の会長を1992年まで務め、整理回収機構の社長で一躍名をはせた中坊公平氏は、
今年の7月9日の全国農業新聞の「生きること学ぶこと」の連載記事のなかで、
「農業が衰微しているという。しかし、自分たちが消費する農産物の4割しか自給できない日本の価値判断は、基本的に問題があったのではないか」
と指摘されました。そして
「価値判断が変わるときが、必ず来る。競争の論理が世界を支配することが正しいということには、決してならないと思う」
といわれています。
ここには、農業委員会の系統組織が、農業者の立場から、今考えるべき大切な基本問題が提示されていると思います。
また、最近の中四国農政局の集落アンケートでは、「農業を誰が担っているのか」との問いに、7割の人が「多数の小規模農家」と答え、
2割が「集落営農組織」と回答したとの報道が、この8月16日の高知新聞の社説でなされておりました。
同社説では、その上で
「これが実感であり、実態でもあろう。網の目の生産活動が、地域社会を守り、景観保全に役立っている。
(新基本法は、農業の多的機能を重視し、中山間地域の不利補正をうたっている。)
重点施策に特化するあまり、全体のバランスを欠くような方向は避けたい」
と論説しております。
が、むしろ、その方向は避けるというよりも、その方向を否定すること、その方向はとらないこと。
それが本県の中山間地域農業の、真の偽らない現実の姿・農家の声でありまして、
その声を代表する活動が、委員会にこそ、今、大きく期待されているものと考えます。
同時に、このところ盛んに今取りざたされております建設業者の農業参入に対しましても、前回申し上げましたように、
あくまでも自分たちの農業集落・農村だ
という立場を堅持し、今後の土地利用の調和した維持と発展の角度から、農業者の安心できる方向を、地道に切り開くような措置が、
私たち農業委員会の系統組織には極めて強く求められております。
今や、長期計画的な「ビジョンの時代」は過ぎた、と思います。
今は、深刻な現実に対する「防衛の時代」ではないか、私は、そう強く痛感しております。
地域全体の農業者の、唯一の法的な代表という委員会の使命を自覚しながら、家族経営を基本に据えて、
耕作主義を貫けるようにする地域農政の展開という、農業委員会の本来の役割を 、真剣に果たすべく、さらにお互いの力を合わせ、
切磋琢磨して頂きますよう、宜しくお願い致します。
なお、本日、その面からも、定例総会の終了後、「農政部会」主催で、全委員研修会を行うことになっておりましたが、
台風襲来などの都合により、後日、開催することになりました。
以上、お断りすると共に、このことにも、どうかご協力頂きますよう、ここに申し添えておきます。
(会長によるオリエンティーションの後、議案審議)
それでは、これより、本日の「議事日程」によりまして、会議を始めます。
日程・第7 これより「協議」に移ります。
協議事項は、
「窪川町・大正町・十和村の合併の場合における農業委員会の委員の任期の取扱いについての意見集約」についてであります。
懸案の町村合併に関しましては、いままた、一層、流動的ではありますが、市町村合併に関する法律改正を受けまして、
二つの法定協議会において協議の結果、それぞれの場合における合併の目標期日が定められました。
それによりますと窪川・大正・十和の3町村の場合では、平成18年3月20日と設定され、
窪川・大野見2町村の場合は、それが3月1日となっております。
それに伴いまして、大野見村との場合は、二つの現農業委員会の組織がそのまま存続しますから、在任特例の適用は不必要ですが、
大正・十和との場合は、一つの委員会になりますので、在任特例の適用が必要となります。
第5回の窪川町・大正町・十和村の3町村法定協議会におきまして、
新町の議会議員の在任特例の適用期間は、平成19年の2月10日で満了するということになっております。
が、農業委員の在任につきましては、ご案内のように法的に合併後1年以内となっており、
合併期日の確定後再度協議する事になっておりました。
去る7月9日の第8回3町村合併協議会におきまして、
先ほど申し上げましたように平成18年3月20日という合併期日が定まりましたことを受けて、
本年7月27日、法定協議会長名で、本委員会の意見を求める照会があったところであります。
これについては、すでに7月の本委員会定例総会におきまして報告し、ご説明申し上げました通りであります。
なお本日も、参考までにお手元に配布しております文書を、ご覧頂きたいと思います。
そこで、本日正式に、3町村合併を前提にした場合の、公選委員の在任期間の取扱いについて、統一見解を得たいと存じます。
現在のところでは、諸般の事情を勘案して、適用期間は、平成18年8月末日が適当ではないかということで、
それぞれの3町村の委員会におきまして本年8月の定例総会で協議・決定するということになっておりますのでご協議をお願いします。
なお、大正町および十和村はすでにその方向をもって決定しているとの情報を得ていります。その点、事務局長より補足説明を致させます。
因みに、窪川町・大野見村合併協議会では、「新町の名称」を「四万十町」とすることを、本年4月27日の第10回協議会で定めました。
続いて、「合併期日」については、法の改正を受けて「平成18年3月1日」とすることを、本年6月11日の第12回協議会で定めました。
また、窪川町・大正町・十和村合併協議会では、「合併期日」を「平成18年3月20日」とすることを、本年7月9日の第8回協議会で取り決め、
「新町の名称」については、本年8月10日の第10回協議会において再協議して、同じ「四万十町」とすることになりました。
なお、本日の、本委員会における「統一見解」は、合併協議会・会長宛に公文書として回答致します。
それにより、この9月7日の3町村法定協議会には、
この件が「協議6号」の「農業委員会の委員の定数および任期の取扱いについて」の「調整方針案」として提起され、協議に付されます。
● それでは、「窪川町・大正町・十和村の合併の場合における、選挙による委員の在任特例の適用期間」、
このことについて、ご質疑はございませんか。
――質疑応答あり――
このあたりで、本委員会としての意思統一を図りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
―― 一同異議なしの声 ――
それでは、
「3町村合併の場合における、本委員会における選挙による委員の、在任特例の適用期間を、
合併期日の平成18年3月20日以降から、同18年8月31日までとすること」に賛成の委員諸君の挙手を求めます。
全委員の賛成を得ましたので、左様、本委員会としての意見統一を決定致します。有り難うございました。
日程 第8 「その他」に移ります。
1、本年度の作況調査と農地パトロールについて
2、高岡ブロック農業委員研修会について
3,農地の嵩上げ届の件について
4,続いて農政部会長からのお知らせがございます。
? そのほかに特になければ、これを持ちまして、平成16年7月の定例総会を、これにて閉会します。
(平成16年9月1日)
それでは、これより直ちに農政部会主催による委員研修に移ります。
平成16年9月農業委員会定例総会(04年9月29日)
定足数に達しておりますので、これより、平成16年9月の農業委員会総会を開会いたします。(PM1:30)
またも台風21号が接近しています。これが来ますと今年は、最多の8つ目の台風上陸となり、これまで台風の年平均上陸回数は3個ですので、
これで3倍近くになるということであります。
去る9月10日の、台地部の作況及び農地パトロールへの参加、ご苦労様でした。
懇親会も委員と事務局の協力で、和気藹々にできました。ありがとうございました。
また、引き続いて9月15日の、高岡ブロックの農業委員全員研修会は、百姓泣かせの、今年の悪天候の余波を受けて、
全体的に見ても、これまでになく、委員参加が少なく、そんな中での、参加委員には厚く感謝を申し上げます。
しかし、講義内容は、農政の現状認識について、まことに参考になるものであったと思います。
特に農地制度の見直しには、これまで農地法が支えてきました個別家族経営による日本的農業。
その基盤の崩壊につながりかねない、そんな方向が見られます。
つまり、耕作主義を基本にしております農地の権利移動規制に対する見直し。
これは、いわゆる「入り口の緩和、出口の強化」という農地法3条の廃止につながりかねない議論があります。
3条は親亀、4条、5条は小亀という関係が、農地を守ってきたといわれております。
しかしこれは、農業外の企業の農業参入をた易くすることにシフトを移動しようとしております。
しかし、この農地法の基本である「第3条力」の低下は、根本的には「自給率」の低下と完全にスライドしております。
このような状態については、唯一、公的な、農業者の利益代表としての農業委員として看過できないところではないでしょうか。
今回の研修は、そのことを深く考えさせる内容でありました。
また、遊休農地問題と、ようやく生き残った中山間地域等直接支払い制度のテーマが分散会では取り上げられましたが、
五つの分散会の、そのひとつを、わが委員会事務局の笹岡主事が見事に報告してくれましたので、ここにお伝えしたいと思います。
今、最大のテーマ、「基本計画の見直し」のなかの重大関心事であります自給率について、
国は、45パーセントの達成は難しいといっていますが、政策審議会企画部会では「年明けから目標率を検討する」としておりますので、
ここにも注目せざるを得ないところであります。
参考までに申し上げますと例えば、
米国、フランス、カナダ、は100%以上の自給率。
ドイツも100%。英国も40%であったものが今は70%になっております。
さらに「窪川町農業施策に関する緊急要請」につきましては、8月9日に、窪川町長に対しまして、
直接3課題を建議・提言したところでありまして、ただいま町長部局、JA当局で、回答を鋭意検討しており、来る10月総会には、
その経過の報告があるものと思っております。
各位には、現実の農業者の代表という委員会の立場から、
家族経営、集落農業を基本に据えた地域農政の展開に向けて、一層、委員相互の力を合わせてください。
(会長によるオリエンティーション PM1:40)
それでは、これより、本日の「議事日程」に従って、会議を始めます。
(議案審議)
以上で、会議を終了します。
平成16年10月農業委員会定例総会 (04年10月29日)
定足数に達しておりますので、これより、平成16年10月の農業委員会総会を開会いたします。 (PM1:30)
先ず冒頭に、台風災害に遭われた委員の方々に、この席上からお見舞い申し上げます。
ところで、今年は、なんと言うことでしょうか。
天変地異というか、天怒り地揺らぐ、天災地変というべきでしょうか。
(8月1日から2日にかけての)、台風10号の豪雨災害があったかと思えば、8月末の定例総会は、またの台風の襲来で、初めての延期となり、
その16号台風は、大きな暴風災害をもたらせました。
さらに9月末の総会の日も、21号が接近しましたが、 近畿・東海地方を襲い、特に三重県では、大規模な土砂災害が発生しました。
追い討ちをかけ、まるで磁石で引き寄せでもするように、今度は、23号が真正面からやってきました。
本町では、昭和38年の大水害に次ぐものでした。
床上浸水は、県下で337世帯、そのうち本町では114世帯。
床下浸水は、県下で761、本町では87という近年にない水害がでました。
農業・農産物に対にても甚大な災害の爪あとを残しております。
さらに加えて、あの阪神大震災に次ぐ、新潟中越地方の大地震であります。
震源地の浅いマグニチュウード6強という地震は、都市・山間を問わず、きわめて深刻な事態を来たします。
この地震災害をこうむった新潟、群馬など5県の、さらに増え続ける人的被害や、住家被害は、目を覆いたくなるほどであります。
このところ心配な南海地震を思うとき、決してよそ事ではありません。
今年の稲作もひどいものとなりました。
8月時点での作況指数は「104」でありましたが、現時点では、統計を取り始めた昭和42年以降、最悪の「80台」となり、
「著しい不良」と発表されました。
しかし、そんな時こそ、お互いに助け合い、知恵と力を出し合うときであります。
時は容赦なく変化し過ぎてゆきます。
国の進めている「三位一体改革と農林水産関係の国庫補助負担金改革」については、
例えば、農林水産関係の事業は、3千億円、35事業の廃止など、実に問題だらけであります。
が、系統組織としまして、農業委員会交付金、及び農業関係補助金を、廃止または縮減をしないよう、
農業委員会・会長名で、窪川町長・議長に、その旨、文書を持って再要請をいたしてあります。
そして本日の定例総会の事案審議終了後、
さきに行なった「窪川町農業施策に関する緊急要請」につきまして町長部局、JA当局で検討しております状況を、
とりあえず、取り組み経過の中間報告が行われることになっております。
続きまして、この10月定例総会終了後には、先に予定しておりました農政部会によります懸案の、
農産物流通に関する研修会も行ないます。
いつも申し上げることではありますが、こんな今だからこそ、
一層、委員相互が手を強く結び合い、お互いの知恵と力を合わせて頂きますようお願い致します。
(会長によるオリエンティーション PM1:40)
それでは、これより、本日の「議事日程」に従って、会議を始めます。
日程 第8 「その他」に移ります。
農業公社の立ち上げへの、取り組み状況の中間報告について(農業振興課)
これを持ちまして、平成16年10月の定例総会を終わります。
だただいまから、農政部会による研修会が行なわれます。(10月29日 P3:50)
平成16年11月農業委員会定例総会 (04年11月30日)
定足数に達しておりますので、これより、平成16年11月の農業委員会総会を開会いたします。(PM1:30)
本年の農政は、大変な状況下にあります。
この11月の、全国農業新聞を見ましても、国内の食料自給率についての議論の高まりが少なく、また、その上に、
ここに至って一気に全国の農山村の、三位一体改革に対する不安と、地域格差拡大への危惧が、深刻になってまいりました
前回も言いましたように国の進めております「三位一体改革と農林水産関係の国庫補助負担金改革」において、
農林水産関係の事業は、3千億円余り削減され、治山事業、農道整備事業など、
農山村の生活や環境にとって不可欠とも言える補助金を中心に、
大幅削減が行なわれる事になっております。
その削減に対する、税源移譲の額は、きわめて少なく、首都圏や近畿地方の一部など、特に大都市圏のみが、
この三位一体化改革の恩典を受けることが、数字的に明らかになっております。
それは、この改革で委譲される税源は、住民税が基本でありまして、人口が少ない、しかも都市に比べ所得が低い、純農山村ほど、
補助金の減少分が、税金の収入増加分を大きく上回るということになります。これでは、いわば、ジリ貧現象になるということであります。
この実態は「地方分権の名の下に、中央の事務や事業が、地方に下りてきても、それを賄う財源が伴わない」ということであります。
本年11月19日の「全国農業新聞」の第一面に、その全国の各県の増減を比較した一覧表が示されましたが、
高知県もマイナス域の典型的な位置に置かれております。
また、去る11月12日には、高知県農業会議発足50周年記念式典が行なわれまして、本委員会・役員と事務局で参加しましたが、
その大会の記念講演の演題は「農政の変革期における農業委員会系統組織の役割」。
講師は、横浜国立大学・大学院教授の田代洋一氏でありました。
氏の考え方は、同じく11月19日の全国農業新聞のコラム「農声」に要約して書かれております。
ご覧になられた委員各位には、復習になりますが、
そこには自給率の目標から、基本計画を見直すべきとの観点から、三つの課題を提起されています。
その第1は、
政策対象を40万の「担い手」に絞り込んで、果たして、本当に自給率の維持向上や耕作放棄の防止になるのか、という点であります。
その第2は、
株式会社論も、自給率向上の観点から吟味されるべきであり、株式会社が農地を取得することで、
果たして農地が永続的に確保されるのか。
また、それは農業内部からの「担い手」育成を阻害するということにならないか。そして、転用規制まで自由化されはしないか。という点。
その第3は、
自給率向上には水田の有効利用がきめてになるが、国が生産調整から手を引くことで、果たして自給率を上げるような転作が定着できるのか、
という、この3点を、明快にピックアップされています。
さらにその田代教授は、高知の講演のなかで、現在の農業委員会は、さらに間口を広げる必要があると指摘され、
例えば「農業・食料委員会」への発展を提起されました。
私は、それを聞きましたとき、思わず、本農業委員会の秋の総会だったと思いますが、会長所見として、
今後の方向は、
「農地と地域の調和を目指す農村委員会」
への展望を申し上げたことが思い出されました。
ともあれ、進むべき進路は、地域農業者の代表としての誇りと使命感をもって、
この、農山村に吹きすさぶ、三位一体という名の逆風に耐え、
この地に相応しい持続的な農業発展に、互いに寄与するよう、新しい体制の中で、より一層、委員会活動の活発化が図られますよう期待します。
(会長によるオリエンティーション PM1:40)
それでは、これより、本日の「議事日程」に従って、会議を始めます。
(議案審議)
以上で、会議を終了します。
平成16年12月農業委員会定例総会(04年12月17日)
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定足数に達しておりますので、これより、平成16年12月の農業委員会・定例総会を開会いたします。 (PM3:00)
いよいよ気ぜわしい年の瀬となりました。
21世紀に入って、早や4年目が過ぎようとしております。
この平成16年の世相を象徴する「今年の漢字」は、「災」と決まりました。
報道によりますと、全国応募数9万2千通のうち、2割を超える約3万票が、災害の「災」であったそうであります。
すなわち天災では、7月のあの猛暑、そして8月から続く連続的な台風、そのあげくが、あの中越地方の大地震でありました。
一方、人災では、イラクでの人質殺害、北朝鮮の理不尽な拉致問題への対応、国内の幼児・小学生の虐待・殺害,さらに加えて、
目に余る少年犯罪などが、相次いで起こっております。
これらを見ますと21世紀初頭は、決して、20世紀に思い描いていたようなバラ色の世紀ではないような気がいたします。
また、さらに農政は、深刻でありまして、かつ地方自治体も、小泉改革の三位一体という名のバラバラのイバラ改革で、大変な状況下にあります。
今年が「災」の年であるならば、来年は、揺らぎの「揺(よう)」の年になるのかも、知れません。
国の、そして地域の、内外共に、動揺する、揺らぎの兆候は、随所に見られます。
この12月の全国農業新聞に、小さい見出しながら、新農政審、つまり「食料・農業・農村政策審議会」の企画部会開催の記事がありました。
その11月30日の企画部会では、食料自給率を中心に議論したようであります。そこでは、委員から、例えば
「国は、食生活の指針を作ったが、食生活は変わらなかった。わが町、わが地域の自給率を作ることが大事だ」という発言や
「自給率を基本計画の目標である45%まで上げるのは疑問。むしろ、どうやって自給率が落ちるのを防ぐのかが課題だ」。或いは
「自給率アップの展望が見えてこない」といった意見の出された様子が、その記事に紹介されておりました。
そこで私は、早速インターネットで、企画部会の論議の中身を調べてみました。
それによりますと、この12月17日の「委員提出資料」の中に、私どもの系統組織である全国農業会議の専務理事・中村ひろむ氏の
「新たな食料・農業・農村基本計画の策定に関する意見」がありました。
そこでは、全国の農業委員会の意向を踏まえまして、中村専務は、意見書の第一の項目に、
「食料自給率目標の堅持」を取り上げ、次のように書いております。
「食料自給率45%、農地面積470万haの確保など現行計画が掲げる目標ならびに家族経営33万から37万経営体、
法人・生産組織3万から4万経営体の育成を目指す<農業構造の展望>の内容を堅持すること。」
と、明確に書いてあります。
それをちょっとだけ解説しますと、つまりこういうことであります。
平成11年法律・第106号により制定されました現基本法の、策定の時の「基本計画」では、平成11年の全国総農家数324万戸。
そのうち主業農家は48万戸でありましたが、その時点における、平成22年の想定の農家数は230万戸。
このなかで「効率的かつ安定的な農業経営」としての家族農業経営を、33万から37万経営体としております。
その「効率的かつ安定的な農業経営」とは、他産業並みの所得として530万円が確保できる経営として、
地域ごとに望ましい営農類型を想定してありますが、これもいま論議を呼んでおります。
そして、国内食料自給率でありますが、そこでは当時の国民世論を踏まえ、45%としたのであります。
この現行の1999年基本法は、
国民の「食料」「環境」「健康」に貢献する農業の必要性を真正面から取り上げたものであります。
いわゆる「農業・農村の多面的な存在意義」を大きく示す初の法律という意味で、日本内外の有識者が高く評価している法律であります。
私たち農業委員会の系統組織としても、この一線を守り抜くことは、今や至上命題であると存じます。
現下、担い手特化の政策や、コメ政策などの、中山間地域の現実を無視した如き、
産業効率的な合理化を至上とする「勝ち組優先」の行政が行われようとしております。
そんななかで、新農政審の「9月以降の企画部会における議論の概要」のなかの「その他」に出されていますが、
そこに、私たちが注目すべき「<農村振興施策>と<担い手施策>の進む方向は果たして同一であるのか」という指摘があります。
それこそが、中山間地域農業・農村の行方に、大きく関わってくることは必定であります。
ともあれ、当面、窪川町農業委員会の最大のテーマは、
地産地消を成し遂げる「地域自給率の向上に対する貢献」と、
まわりの「現実の農家と農用地を守ること」
であると信じます。
とりわけ、昨年度に設定しました「向こう3か年の窪川町農業委員会独自活動の基本方針」のもと、
本委員会の各部会活動は、この路線上で、積極的に行なわれてきておりますことは、まことに素晴らしい事で、お互いに喜ばしいことと存じます。
本年3月の本委員会・定例総会の席上、申し上げましたが、
「食の安全と自給を国是とする農村運動」
は、より一層、きたる年におきましても、極めて必要になってくるものと思われます。
そんな、展望が拓かれることを念じながら、本定例総会後には、よき来年を望むという意味の望年会を催す段取りであります。
(会長によるオリエンティーション PM 3:15)
それでは、これより、本日の「議事日程」に従って、会議を始めます。
日程 第6 「その他」に移ります。
1、 平成17年の農作業臨時賃金の取り扱いについて
2、 続いて、明年1月の定例総会時の、現場学習・農家訪問に関して、農業振興部会長及び事務局からの説明をお願いします。
3、 農業委員会・委員選挙人名簿の調整について、事務局長から、お知らせを致します。
続いて、何かこの際、委員お手持ちの件が、あれば、お出しください。
特になければ、
これを持ちまして、平成16年12月の定例総会を終わります。
本年の会議への、ご協力有難うございました。(PM 4:50)
会長 市川 和男
平成16年12月17日
第五編 申し送り建議と新路線敷設提起の時節
第一章 2005年 農委総会オリエンテーション
平成17年1月の窪川町農業委員会・定例総会
定足数に達しておりますので、これより、今年初の定例総会を開会します。
遅ればせながら、改めまして、明けましておめでとうございます。
昨年は「災害の年」、文字通り「災」災いの年でありました。
中越地方の大地震などの、その爪あとは未だに深刻な尾を引いておりますが、
さらに、暮れの12月26日に発生したスマトラ沖の巨大地震による未曾有のインド洋大津波――。
それは、これまでの歴史にないような「地変」でありまして、テレビで見るあの地獄絵の様相には、余りにも凄まじいものがあります。
「地変」は、人々の生命のみならず、人類の文化をも破壊します。
その昨年は、東洋占星術でも「五黄土星」という年に当たっており、やはり大地や土台が騒ぐような、多事多難の年でありました。
が、
明けて今年は、同じ占星術で「四緑木星」という、つまり、さわやかな春風に躍動する年回りとなっております。
そして、今年の「星」は「調和と交流」の星であります。
どうか、そのような明るい年、穏やかな年であって欲しいものと思います。
ところで、今年元旦の全国農業新聞では、
「新時代を迎えた農委組織・活動」との見出しコラムで、
「地域の農地と担い手に責任を持つ農業委員会としての役割は、時代が変わっても不変である。むしろ国民や住民の自己責任と、
行政への積極的な参画が求められる
今日、地域の農業者の自主的な組織体としての農業委員会の仕組みと機能が、これまで以上に重要になってくる」
とありました。
農地制度や経営所得安定対策、さらに、大きな課題で国内食料自給率をどれくらいに設定するかの問題が、
今年の新たな「食料・農業・農村基本計画」の焦点になっておりまして、
委員会系統組織としましても、極めて目の外せないところであります。
加えて、地方分権、規制緩和、そして市町村合併など、引き続いて、現実的な厳しい対応が求められております。
本地域におきましても、合併に関する窪川町及び十和村の住民アンケートの結果を踏まえ、
四万十川中流域の3町村合併の方向性はようやく定まりましたが、明後日の大正町における予断を許さない住民投票を控えております。
この一月は、窪川町合併50周年に当たる月であります。
この時点で大きな節目を向かえ、お隣の住民投票の結果如何で、今期合併の可能性、
それを巡り、場合によりましては単独・存続の方途も、視野に入れざるを得ない状況も窺われます。
しかしながら、新しい町の姿が、どうあろうとも、そして、行政の枠組みが、どのように変わろうとも、
この大地と、大地に根ざした農業の本質には、何ら変化はありません。
窪川町という天与の田園空間における地域農業のあり方、今後の農村のあり方に関しては、
このような時こそ、地域に根ざす農業委員会として、より強力に関係行政庁に対する意見具申を成すべきであると考えます。
折りしも、平成17年度は、農委建議の年度であります。
どうか、より一層、委員同士の連帯を強め、意義ある成果を獲得できますよう、本年も積極的なご活躍のほど、お願い申し上げます。
また、私たち委員の今期の任期も、最終年後を迎えることになります。
委員お互いが、相ともに手を携えて、変動期にあります農業委員会という、この舟のスムーズな運行へのご協力を、なにとぞ宜しくお願い致します。
また、本日は、ご案内のとおり、午前中に、1月の議案審議の会議を終え、
午後は、農業振興部会の音頭によって、園芸ハウスの営農現場を見学させていただくことになっております。
平成17年2月(平成16年度)・窪川町農業委員会・定例総会
定足数に達しておりますので、これより2月の定例総会を開会します。
このたび、ようやくにして、「四万十町」への第一の扉が開けました。
今の窪川町が合併により発足して50周年という、この半世紀の大きな節目に当たる今春、私たちは、改めて新町づくりの出発点に立ったのであります。
省みますと、窪川町に隣接した二つの町村のそれぞれは、住民発議による法定合併協議会の設置を求めて住民投票を行い、その結果、
本町は二つの法定協議会を掛け持たざるを得ない事態となり、一年以上にわたりまして、息苦しい経過を辿りましたが、その、糸のもつれたような現象も、
再びの住民投票を経て、どうにか解消しまして、ここに、やっと四万十川中流域3町村による合併新町:「四万十町」への扉が大きく開けました。
ここに至る、掻い摘んだ経過を大雑把に言いますと、大野見村の法定協設置の是非を問う住民投票が、平成15年7月に行われ、その結果37票差で、
そして、また、大正町では、同年12月に13票差という、際どいところで、別々に窪川町との合併協議会の設置を選びました。
こうして設置されました二つの協議会での合併協議を重ねまして、その合併の是非と相手方の選択に関する住民意思を問うため、
窪川町と十和村は、全世帯対象の住民アンケートを行いまして、合併への方向性を確認しました。
さらに大野見村と大正町では、重ねての住民投票が、この1月に行なわれ、ご案内のとおり、大野見村は、59票差で中土佐町を選び、
また、大正町は、30票差で、窪川町・十和村との合併を選択しました
かくして、去る2月10日、「四万十町」への、3町村合併の調印式が行われまして、その同日をもって3町村議会は、
<平成18年3月20日から、窪川町、大正町、十和村を廃止し、その区域を持って、新たに「四万十町」を設置する>という廃置分合の
合併関連5議案を、窪川町と大正町の議会は全会一致で可決、十和村は大多数(反対3)で可決致しました。
それにより、これにより、新町への具体的な事務・事業の細部調整に入ることになります。
農業委員会も、3町村の合併協定書に基づきまして、平成18年3月から、ひとつの委員会となり、同時に、二つの農地部会を新設することになります。
この歴史的な節目に立つ、お互い農業委員でありまして、その自覚と責任の重さを痛感する次第であります。
また、この2月24日、国の「食料・農業・農村政策審議会」の企画部会では、懸案の食料自給率について議論が集約され、それによりますと、
新計画でも、2015年まで、カロリーベースで、現行計画の45パーセントと同一の国内自給率目標となり、来る3月上旬にその計画案が答申されます。
そんな中、私たち、農業者の公的な代表としての農業委員の使命は、より一層、重要性を増すものと思われます。
食育を根に据えた、地産地消を促進する地域自給率の向上に資するような、地域の農地利用の秩序を確保し、
またそのための農地の有効利用を図るため、関係機関・団体との提携・連帯を密にすることが、特にこれからは強く求められてきております。
委員各位、お互いの共助とご活躍をよろしくお願い致します。
平成17年3月(平成16年度)・窪川町農業委員会・定例総会
(3・29)
(PM1:30)
定足数に達しておりますので、これより3月の定例総会を開会します。
いよいよ、平成16年度末の総会となりました。
本年度は、市町村合併の渦中にあって、いろいろとありましたが、ようやく、四万十川中流域3町村・合併の扉が開けた年度でありました。
来る17年度は、その四万十新町建設への具体的な事務・事業のレールを敷く年度であります。
振り返りますと、本委員会は、平成16年度に、地域農政の緊急・重要課題として、3項目提言を、
「建議・意見書作成小委員会」により,取りまとめ、窪川町長に建議をいたしました。
その3項目の、
一つ目は、農業公社的な機能発揮に向けての営農支援センターの拡充・強化であり、
二つ目は、施設農業振興のためのレンタルハウス助成事業の継続維持であり、
三つ目は、土地利用型の適作作目の研究と基幹的な主要作目の団地化の促進でありました。
第一の「営農支援センター」については
有限会社方式による法人化が決定しまして、この17年8月に立て上げを予定しておりますが、
その出資金につきましても、窪川町議会の3月定例会で可決をいたしました。
これらの建議効果は大きく、今にして、極めて当を得た建議であったと思います。
例えば、このたび取り決められました国の「新たな食料・農業・農村基本計画」を見ても、
地域農政の自主的方向として、そのことが実感されます。
この計画は、ご案内のとおり、1999年制定の現行基本法に基づきまして、
5年サイクルで見直すことになっている基本計画の「第一回見直し計画」であります。
そこでは、今後、講ずべき施策のポイントは、先ず「農業構造改革の推進」、
次いで「経営安定対策の導入」、そして「農地の有効利用」の三つと定められました。
なかでも、「農地の有効利用」では、農業委員会の任務が大きく、
● 第一に、土地利用型農業を中心に、担い手への農地の利用集積を促進すること。
● 第2に、優良農地を確保するための計画的な土地利用を推進すること。
● 第3に、耕作放棄地の発生の防止・解消、または発生の抑制、再活用などの施策効果で、450万ヘクタールを確保すること。
その上に、それらによって、耕地利用率を94パーセント(2003年)から、105パーセントに引き上げることが強く求められております。
それを受けまして、全国農業会議所は、3月の通常総会で、ご承知のように、「農地と担い手を守り、活かす運動」を、
平成17年度から向こう3ヵ年間、農業委員会系統組織の全国運動として展開することを取り決めております。
そこには、農地を、大規模経営を目指す「認定農業者」及び小規模農家と兼業農家をも組み込んだ「集落営農組織」など、
多様な担い手に<集中する運動>や、また、
全国的な「構造改革特区」の展開の中で予想される<農地の多種多様な権利関係>の増加に備えまして、
より一層の農業委員会における<農地の監視機能強化>などが強く期待されております。
そこに来ています新年度におきましては、以上のような全国事情のもと、
ここでは「四万十新町」への具体的な事務・事業の細部調整の期間となります。
このような歴史的な節目に当たるときにこそ、
私たちは、その自覚と展望を持って、窪川町最後の農業委員会として、「新町農政への建議」を行うべきことと存じます。
そして、平成15年度に設定した「窪川町農業委員会の独自活動の基本方針」の最終年度であり、
しかも、我々今期・任期の最終年度を目前に臨みまして、ここに、各部会、委員会の委員各位のご活躍を、よろしくお願い申しあげます。
平成17年4月(平成17年度)・窪川町農業委員会・定例総会
平成17年4月・窪川町農業委員会・定例総会 (05・4・28)
定足数に達しておりますので、これより4月の定例総会を開会します。 (PM1:30)
いよいよ、平成17年度当初の総会になりました。
本年度は、私たち委員は今期・任期の最終となる年度であります。
同時に、農業委員会としましても、「窪川町」という町名を冠する最後の農業委員会にも当たることになり、
四万十川中流域3町村合併の実現する年度であります。
その「新町建設」への具体的なレールを、本農業委員会としても、しっかりと敷設しなければなりません。
また、国の「新たな食料・農業・農村基本計画」も一応定まりましたが、そのなかでは、
今後の施策に「農業構造改革の推進」と「経営安定対策の導入」、そして「農地の有効利用」という、三本の柱を掲げております。
この「新たな計画」の新機軸について、
1、品目横断的経営安定対策を推進する==「日本型直接支払」の導入。
2、その支払対象者を担い手に限定すること。該当する担い手には、これまでの家族農業経営と
法人経営であった「認定農業者」に加えて、集落営農を認知したことであるといわれております。
しかし、我々の現場を見るとき、これだけでは、下がり続ける国内食料自給率を45パーセントにすることは、
到底できないと思われます。
しかも、去る4月22日の「全国農業新聞」にもありましたが、
新たな基本計画では、2015年時点で、450万ヘクタールの農地面積を確保するとしておりますが、
現状のまま推移すれば、2015年には、431万ヘクタールに減少するとこが見込まれています。
それで19万ヘクタールを回復することが必要不可欠になります。
そこで、さらに耕地利用率を、現在の94パーセントから、105パーセントに引き上げまして、
延べ作付け面積を2004年(つまりの平成16年)の471万ヘクタールに維持するという考え方が示されております。
このような中で、三本柱の一つになっている「農地の有効利用」における農業委員会の任務が強調されており、
● 担い手への農地利用集積の促進。
● 計画的な土地利用の推進。
● 耕作放棄地の発生の防止・解消、抑制、または再活用。
これらの施策に寄与すべきことが明記されています。
これらと共に、今後、農業の内外を問わず、農地の多様な利用権などの増加に合わせまして、これからの農業委員会には、
特に「農地の監視機能」を強化することが強く求められています。
ともあれ、地域の内外を問わず、これまでにない歴史的な節目に、私たちは立っております。
その時に臨み、本年度は、今任期・当初に立てました「窪川町農業委員会の独自活動方針」を仕上げるべきときであると存じます。
とりわけ、明年・平成18年の3月20日には、現在の「窪川町」は廃止されまして「四万十町」となります。
その日をもって、窪川町と大正町と十和村の三つの農業委員会は、一つの委員会になります。
私たちは、この変革期にある行政委員会としての自覚と展望を持って、合併新町への対応をするという、その基本的な認識の下で、
お互いに手を固く結び、現下の情勢に呼応しながら、そこに焦点を当てた各部会・委員会の諸活動を、
本年度当初に当たりまして特にお願い申し上げたい、と思います。
本日の会議終了後、以上のような方向性のもとで、
農政部会・農業振興部会をそれぞれに開催することと致したいので、よろしくお願いします。
(PM1:40)
(議案審議)
● 日程・第9 「その他」に移ります。
まず、
☆ 平成17年仲介第1号の「和解仲介の中間報告について」
続いて、
「中山間地域直接支払制度の本年度の取り組みについて」
これにつきましは、先送りになっていました「一定規模」の数量的提示があったようでありますので、
町長部局の同制度所管の町産業課の担当職員に説明と現状報告をお願いします。
平成17年度の「各部会等の活動予定」に移ります。
新年度の活動方針等の段取りにつきまして、各部会長・委員長から提案を、現時点できる範囲で、お願いしたいと思います。
これを持ちまして、平成17年4月の定例総会を終わります。
これより、直ちに農政・農振の両部会を開催し、それぞれの部会終了時に流れ解散としますので、
両部会長には、よろしくお取り計らい下さい。
それでは、総会まことにご苦労様でした。 会長 市川 和男
平成17年(2005)4月28日
平成17年5月・窪川町農業委員会・定例総会 (05・5・30)
定足数に達しておりますので、これより5月の定例総会を開会します。(PM1:30)
風薫る5月も過ぎようとしており、田の植え付けも、もうそろそろ終わりになっております。
昨年の5月には、新たな基本計画の策定や地方分権の流れを受け、24年ぶりの「農業委員会法改正」がありました。
現時点では、平成の合併で、全国2,394市町村が今期特例法の最終段階では1,800程度になると見られています。
そしていまや、第19回目を迎えた本年7月の全国的な農業委員の統一選挙を前にして、
新たな時代における員会の役目が改めて問い直されております。
現下、私たちを取り巻く環境は大きく変化して、市町村合併による広域化、
新基本計画で求められている農業委員会における任意業務の重点化、
規制緩和の中での総合的な土地利用の秩序化などが、委員会に課せられております。
そんな状況のもと、05年度全国農業委員会・会長大会では、昨年の新たな基本計画への「政策提言」に続いて、
その実現に向けた「具体的な施策」が行われ、経営安定対策構築に際しては、特に地域の実態が反映される仕組みとすべきこと、
そして、農地の確保・効率利用のための農地基本台帳の法定化や、農地転用の規制の強化と、
農振法の運用の厳正化などを求めております。
このように公的代表として委員会活動が、財源が厳しい中にもかかわらず、いっそう複雑・多岐な状況と課題を抱えながら、
「時代的要請」を受けているのも実態であります。
また、全国新規就農相談センターは、この6月3日「遊休・空き家バンクシステム」を立ち上げます。
いまのところ130市町村を対象としておりますが、成果が注目されます。
今年の4月末には、食料自給率45パーセントの達成に向けた行動計画を作って、それに基づく取り組みを全国的に展開しようとして、
農水省による「食料自給率向上協議会」が発足しました。
わが国の自給率は、近年では6年連続して、先進国で最低の40パーセントにとどまっていのるのはご承知のとおりであります。
この協議会には、全国農業会議所・全国農協中央会も参加しておりまして、その行動計画は、地方・現場の具体的な活動展開の如何が、
目標達成の成否をにぎっているといわれています。が、
すでに、「JAしまんと」におきましては、地域自給率の向上を目指して、基幹的販売作目に加え、少量多品目生産によって、
地域の求める農産物を地域で供給するという、「地産地消」ならぬ、いわゆる「地消地産」を推進する拠点として「みどり市」を位置づけ、
活動を展開しようとしております。
本農業委員会としましても、管内の農業関係機関・団体を、こうした路線につなぐ、調整のパイプ役としての使命を果たすべき時であると存じます。
ところで、団体・機関から選任されている委員さんは、来年の3月20日、公選の委員さんは来年の8月末までの任期でありまして、
本年度は、窪川町農業委員会の内でも外でも大きく期待されております各部会・委員会活動に合わせまして、
本農業委員会・最後の研修旅行にもなります。
史上初の農業の荒波を受けながら、同じ「窪川町農業委員会という舟」に乗り合わせましたお互いであります。
同舟のよしみを何時までも心に刻む意味で、今年は、ゆっくりと意義深い研修旅行と、そして部会・委員会活動など、
とりわけ委員20名の協同の路線を記憶に留めることができますよう、全員協力一致をもった諸活動のほど、特によろしくお願いたしたいと思います。
● 「その他」に移ります。
☆ 1、
「特定農地貸付規定(案)に件について」
<JAしまんと>から依頼のあったこの件については、正式には6月の本委員会の定例総会時点での、議案承認事項となりますが、
本日は、その事前に、農協の本年度総代・総会もありますので、ここにご承知置き願う意味を持ちまして、経過と内容につき、その概略を、
事務局長から説明します。
☆ 2、
「農政部会、農業振興部会等の平成17年度の活動計画について」
これにつきましては、4月の定例総会後の、各部会に於きまして、ご協議いただきましたので、
その総括と本年度方針についての、ご報告を、それぞれから求めます。
最後になりましたが、
本年度のメインとなる建議への取り組みについて
建議・意見書作成小委員会・委員長お願いします。
ありがとうございました。
それでは、これをもちまして、5月の定例総会を終結します。ご苦労様でした。
平成17年5月30日 会長 市川 和男
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平成17年6月・窪川町農業委員会・定例総会 (05・6・30)
定足数に達しておりますので、これより6月の定例総会を開会します。
(AM9:30)
今年も明けては早や半年。
空梅雨のような天気で水不足..。異常気象の気になるところであります。
さて、今月は、定例総会の冒頭に、「和解仲介」のことについて、まずここに報告をいたします。
ご承知のとおり本年度に入るや、早やくも2件の仲介の申し立て事件がありました。その時系列経過の
詳細につきましては、この後の「諸報告」のなかで事務局長により申し上げますが、本件に携わっていた
だきました仲介委員さんにはご労苦でございました。
ところで、今国会で成立した、特に農業委員会に係わる法律が3本あります。平たく言えば、耕作放
棄農地の抑制に関するものが二つ、食料自給率の向上対策にかかわるものが一つであります。
その法律名は「農業経営基盤強化促進法の改正」と「特定農地貸付法の改正」。
これは共に一口で言えば、農用地流動化のための規制緩和と耕作放棄地の強制的抑制に道を開く
ものです。
もう一つは、自民、公明、共産の各党の賛成で成立した「食育基本法」であります。これは主に子ども
を対象に、学校や家庭を通じて地産地消を促進し、地域の食料自給率を上げながら、国内自給率の
向上にも資するよう意図した法律であります。
だが、国はその一方では相変わらず国際自由貿易、穀類輸入の促進という政治路線はそのままであ
りますので、国内食料自給率の向上につきましては、果たして如何ほどの実効が上がるのか、
大きな疑問点もございます。
しかしながら、これらの方向は、窪川町の農業・農村・農地にとっても、わが身のことでありまして、委員
会活動もその延長線上での展開が必要であると存じます。委員各位、一層ご精励されますことをお願
い申し上げます。
先月も申し上げましたが、同じ「窪川町農業委員会という最後の舟」に乗り合わせることになりました
お互いであります。
「同舟共に渡る」のたとえもあります。その「同舟のよしみ」によりまして、お互いの連帯を強固にし、それ
を大切にすることこそが、「窪川町農業委員会・最終レース」となる今年最大のテーマであると存じます。
後刻「その他」でご協議を願うことになりますが、それに相応しい研修旅行も行いたいものと思います。
本日は、午前、本会議。午後は、自主研修となりますが、一日中よろしくお願いします。
平成17年6月30日 会長 市川 和男
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平成17年7月・窪川町農業委員会・定例総会
(05・7・28)
定足数に達しておりますので、これより7月の定例総会を開会します。 (PM1:30)
連日の猛暑のなか、ご出席ご苦労さまです。
さて、会議の冒頭に際しまして、過日のお礼を申し上げます。
去る7月11日・12日に行いました、平成17年度、つまり窪川町という町名を冠する最後の、農
業委員会の研旅行も、高知県の奥深い山村で頑張っている代表的な三つの町村現場を視察し
、そのバイタリティに感銘を受けるとともに、私は、改めて窪川町という、典型的な田園地帯の身元
確信ができ、その天与のよさも実感したことでありました。
各位それぞれの角度からの印象があることでしょうが、総括的にはユックリズムでじっくりとした視察行
程を事務局で段度って頂き、一定の成果をもって無事終了できましたことに、委員の方々及び事
務局に感謝を申し上げておきたい、と思います。
また、6月の定例総会時には、午前の議案審議に引き続いて、午後は身近な町内における農業
研修・研究施設での、合同部会・研修活動を企画し、実行に当たっていただきました両部会の部
会長ならびに副部会長、誠にお世話様でした。
窪川町の農業委員会の個性は、このような部会・委員会の自主的な活動展開にあるものと、私
は認識しております。
次の8月総会の時点では、本年度の建議のテーマとして予想される「四万十地域農政の方向づ
け」に関する、各部会の意見・情報交換の懇談会も予定されております。どうか各般にわたるご活
動、宜しくお願い申し上げます。
それでは、重要な議案・事案およびなど、控えておりますので、これより直ちに、これより、「議事日
程」により、本日の会議を進めます。
● 「その他」に移ります。
☆ 「農業委員会交付金の確保に関する特別要請活動」
町長・議長に、農業委員会交付金の削減阻止の要請活動を行いましたが、事前にご覧頂きまし
たように、全国知事会や全国市長会など地方6団体は、本年7月19日、代表者会議を開いて、
無謀ともいえる国庫補助金・負担金削減案を政府に提出することを決定するなど、新しい情勢の
もと、農業・農村・農地を守るべき農業委員会活動が、一層厳しい立場に置かれております。
従いまして、この全国農業委員会系統組織の方針に基づき、要請活動を行うことに致したいと思
いますが、ご異度ありませんか。 それでは、そのように致します。
続いて
☆ 「特定非営利活動法人<かまん>につて」であります。
この法人は「就農希望者への適切な情報、研修、および体験の提供」を行うことが、定款第5条・
第1項に掲げられております。
本日は、この法人「かまん」の立ち上げのご挨拶に、代表者の方々が見えております。
実は、言うは安くして、現実はきびしい中、これは、当地域にとってひとつの時期を得た試みであり、
これからの地道なご活動を期待して、お話をお聞きすることとしました。
若干の時間、委員各位のご清聴お願いします。それでは、どうぞ。
夢のこもったお話とご丁寧なご挨拶、有り難うございました。
これより、じっくりと大地に根ざした息の長いお付き合いを、わが方からもお願い申し上げておきたいと思います。
本日は、貴重なお話に、お礼申し上げます。有り難うございました。
次に
☆「窪川町地産地消推進協議会について」であります。
このことにつきましては、去る6月10日、議員立法による「食育基本法」が成立しましたことと強い関連があります。
その基本法の前文には「食育はあらゆる世代の国民に必要なものであるが、子どもたちに対する食
育は、身心の成長及び人格の形成に大きな影響を及ぼし、生涯にわたって健全な心と身体を培い
、豊かな人間性をはぐくんでいく基礎となるものである」と明記されています。
また、農水省を事務局とする「地産地消推進検討会」では、市町村が、生産者と消費者の交流
活動や直売所の取り組み、学校給食への地場農産物活用・加工品づくりなどの、具体的な数値
目標を立てて推進すべきことを決め、このような協議会の立ち上げに至ったものと存じます。
振り返り、窪川町農業委員会が4年前(2001年)の行ったの「地域農政21世紀建議」のなかで
、すでに「窪川町地場産品給食センターの設置」を提言し、「地域給食」の普及を訴えたことであり
ました。
本年6月、JAしまんとの3ヵ年計画では「地消・地産」と位置づけ、地域内自給の推進を織り込ん
でおります。
従って、今は、もう実行あるのみであると考えます。
その実行に向かうことに協力という意味での、構成団体への加入をお認め願いたいと存じます。
そのことに、ご異議ございませんか。
有り難うございました。それでは、左様決定しました。
本日は、以上をもちまして会議を終わります。 議長・ 会長 市川 和男
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平成17年8月・窪川町農業委員会・定例総会 (05・8・30)
定足数に達しておりますので、これより8月の定例総会を開会します。
(PM1:30)
今年の稲作は、いまのところ極めて順調で、台風13号が少し気になるところですが、昨年の連続的
な台風災害から思えば、何か重圧から開放された、豊作の年のような予感もします。
来る9月9日に予定している作況調査と農地パトロールが楽しみであります。
ところで、降って湧いた様な今回の突然選挙でありますが、酉年は、政局・政界の激変する年回りと
されています。
振り返りますと、八(ヤツ)回り前の明治42年には、伊藤博文がパルピンで射殺され,次の大正10
年には、原首相が刺殺され、その次の昭和8年には日本の国連脱退。次の昭和20年は、終戦――。
四(ヨツ)回り前は、砂川事件。三回り前は、全共闘の東大安田講堂占拠や京大時計台占拠な
ど学生運動の激化。2回り前の酉年は、ロッキード事件公判などがありました。そして前回の酉年には
、細川連立内閣が生まれております。
さて、今年の9・11の結果はどうなるでしょうか。
現下の政治状況は、相互扶助・共助などの「互助」というキーワードは消え、それに代わって、「競争」
の市場原理を最優先した政策が展開されております。
現在の構造改革は、大都市圏に先ず「勝ち組」をつくり、「地方」はそれについてゆくという「構図」であ
ることは、次第に明らかになっております。
このところの三位一体という名の地方交付税削減、加えて人口減少社会の到来と高齢化などにより
まして、地方の疲弊は一層ひどいものになっています。
そんな中、農業委員会の第1番目の使命とされる「農地の領域と権利を管理し、経営を守る」という
農地行政の仕事は、これまでになく、複雑で困難性を増しているのも、確かな事実であります。規制
緩和という大企業優先の荒波とその余波が、容赦なく私たちの農業現場や農地に迫っております。
今回の衆議院選挙に際し、来週の「全国農業新聞」には、各党の農政公約が掲載されるということ
であります。
私たちは、構造改革という単純化した劇場型政治姿勢に目を奪われることなく、地道に、農業と集
落を持続的に発展させる方向を探り、あくまでも、「農業者のための農地を守る」という立場から、この
機会に、各政党の政策公約を詳細に吟味すべき大切な時に来ていると思います。
一方、最後の窪川町農業委員会として、新町に対しまして、事務サイドではなく、あくまでも「農業
者の立場からの農政建議」が絶対的に必要不可欠であると思います。
そのような認識のもとに、「四万十地域農政の方向づけ」に関する、本委員会の各部会による意見・
情報交換も予定されております。
合併時まで、段々残された時間も少なくなっております。四万十町発足までは、実質6ヵ月。新町
在任特例期限までは、丁度12ヶ月となりました。
どうか各般にわたり、各位のご活躍をお願い申し上げます。
それでは、これより、「議事日程」により、本日の会議を進めます。
それでは、
以上をもちまして、8月の定例総会を終わります。
2005年8月30日 会長 市川 和男
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平成17年9月・窪川町農業委員会・定例総会 (05・9・30)
定足数に達しておりますので、これより9月の定例総会を開会します。
(PM1:30)
去る9月9日の農地パトロール・作況調査参加の委員各位ご苦労さまでした。
その際、久しぶりの黄金色の稔りに喜びを持ちましたが、やはり今年の作況指数は102から105ほ
どになるようであります。
米価の方はその作柄上多少気にはなりますが、食味度をみますと80を越しているものが多く、生産
者としては、久々の明るさをお互いに感ずるところであります。
ところで、9.11の衆議院選挙直後の9月13日に全国農業会議所は、都道府県農業会議・会
長会議を開催しました。そこでは、規制改革・民間開放推進会議が目論んでいる企業の自由な農
地取得、さらに農業委員会を農業者の代表機関ではなくして、第三者機関化しようとする動きなどに
反対する決議を行いました。しかしこのような動向は今後一層大きくなることが予想されます。
このような農地規制緩和の嵐の前夜のごとき時局、また合併による四万十町の誕生に向かった時
にこそ、あくまでも農業者の立場を守り、農村社会を守ると言う足元の観点から、われわれ農業委員
会の発言や行動が、地域全体にとっても極めて大切であると考えます。
さて本日の総会は、数多くの議案の審議後、8月の定例総会で申し合わされましたように、「四万
十地域農政のあり方」を含む宿題に沿っての、農政・農振の各部会を予定しておりますので、これより
、直ちに「議事日程」により会議を進めます。
それでは、総会終了後の部会を控えておりますので、
これをもちまして、平成17年9月の定例総会を終結いたします。ご苦労さまでした。
平成17年9月30日 会長 市川 和男
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平成17年10月・窪川町農業委員会・定例総会 (05・10・28)
定足数に達しておりますので、これより10月の定例総会を開会します。
(PM1:30)
今年の稲作につきましては、昨年に比べて豊作でありました。
本年度米の窪川町を含む中央地域の作況指数は早稲が103、9月以降の作況も良好というふう
にいわれております。先ずこれと連動する米価の下落という心配もするわけでありますけれど、お互い生
産者としましては、久しぶりに何か明るい気分でございます。
さて、最近の農政課題は、作目横断的対策でありまして、具体的には、助成対象となる担い手の
線引きであります。これにつきましては、ご承知のように4ヘクタール以上を経営する認定農業者を対
象にすると、それに加えまして、20ヘクタール以上の集落営農も助成の対象という事に決定をしており
ます。
さらに今回、知事の地域特認措置として、いわゆる50%の規模縮小の方も取りまとめられておりま
す。只、作目的な制約もいろいろとあるようでありますけれども、面積的に見ますと、個別経営では
、2ヘクタールという事です。
窪川町の場合、一基準農業者当たりの農地面積が約111になっておりますので、背の届きやすい
規模の農業に近づくという事も予想されます。さらに集落営農では、50%になるとしますと、10ヘクタ
ールという事になる訳で、この規模が、現在の窪川町の中山間地域直接支払い制度の協定集落組
織面積から見ますと、すでに多くの協定集落でその面積的には、クリアをしております。
が、只、この適応条件では、会計経理の一元化とか、経営の事前確認が条件になっておるようで
ございますので、そこが問題として残ります。与党のですね、農業基本制度の小委員会の方では、集
落営農に参加する道を残しておくとそういう事で、全農家の可能性だけは保障するとこういう訳でござい
ます。
従ってこの考え方によりますと、個別農家をどこまで集落営農に流動出来るのかが、地域農業振興
の鍵を握る事になるというふうに思います。ここは肝心な点になろうかと思います。
現在、この、論議でですね、残されている問題は第1点が、その集落営農をどのレベルまで担い手に
入れるのかという事、2点目が、営農支援センターのような農作業受委託組織をどのようにするのか、
第3点としては、野菜果樹など復合の場合、その面積をどのように含ませるかどうか、などが検討課題
といわれております。
いずれにしましても、我々農業委員などが中心に、地域のリーダーのそこに向けての果すべき役割が
、一段と期待され、これまでにない要求を満たさなくてはならなくなっております。
ともあれそのような農政の流れの中で、来春には、四万十町農業委員会がスタートする訳でござい
ます。その委員会には、いかに地域に根ざした委員会活動が展開できるのかが問われる筈でございま
す。それに対応する部会組織の再編成なども大切な調整課題となります。
それは新しい農業委員会の最も重要な点になるというふうに考えられます。そこで、この調整委員会
が行われましたが、その他の件でですね、昨日提起をされました現在の四万十町農業委員会の事務
事業の調整案につきまして、窪川・大正・十和のこの三つの農業委員会事務局長代表ということにな
っております事務局長の方から報告を頂くように段取りを致しております。
以上私たち農業委員会を取り巻く最近の状況を申し上げました。それでは只今から議案の審議に
入りたいと思います。
これより、「議事日程」により会議を進めます。
それでは、これをもちまして、平成17年10月の定例総会を終わります。ご苦労さまでした。
平成17年10月28日 会長 市川 和男
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平成17年11月・窪川町農業委員会・定例総会 (05・11・30)
定足数に達しておりますので、
これより平成17年11月窪川町農業委員会定例総会を開会いたします。
「窪川町」という名のついた農業委員会も、段々と残り少なくなって参りました。
定例総会は、本年末・月例総会を入れ、後4回であります。
一方、国の農政は、07年度から「担い手主体農政」への大きな転換が行われる方向を定めました。
先のころ、農水省が公表した「経営安定対策等大綱」は「戦後農政を根本から見直す」として「担い
手」という「効率的安定的経営」に国の助成対象を絞り込むことにしております。
今回の知事特認で要件緩和の措置をとって、その結果どうなるかというと、自民党農業基本政策小
委員会・松岡委員長は「対象となる農地面積は50パーセント」という発言をしておりまして、これが目標
値とされています。
そうなりますと、現地点で対象となり得る農業者は全国で30〜40パーセント、それに経理を一元化し
た作業受託組織を加えても、せいぜい50パーセントに届くかどうかだと言われます。
これは、全国平均ですので、さらに新町のように、これに山間地域が加わるほど、助成対象農家は極
めて少なくなってまいります。
ところで、この大綱で、「見直す」と言う「戦後農政」とは何かであります。それおそらく、戦後の農地改革
を実行有らしめた「農地法」の精神、つまり自作農主義であり家族農業経営であると思われます。
しかしながら、これこそが、日本農業を支え日本の国土を守り発展させてきた最も根源にあるものであ
ります。これをどのように見直すというのか。
なかんすぐ農業委員会は、昭和26年にできて以来、一貫して土としての農地を管理し、自ら耕す家
族農業を支える農業者の法的代表機関として、今日に至るまで位置づけられてまいりました。
しかし、その根幹が今や揺らぎを見せ始めたように見受けられます。
これは、農業委員会系統組織としても深刻な事態と言わざるを得ません。だが現実には、この政策の
流れに沿っての地方自治体の農政展開が追られることになります。
四万十町がスタートするや、三位一体改革の渦中で、新町農業施策も、伝統的な、家族農業経営
を守るというよりも、尖兵のような担い手を絞り込む、選別・差別農政への準備期間に入ることになるもの
と思われます。
本年11月11日「全国担い手育成総合支援協議会」は、「排水の陣」と称する取り組みを公表しまし
た。つまり、この年末までを「陣構え」、年の初めから田植えまでを「冬の陣」、お盆までを「夏の陣」という3
段階の運動展開であります。
この間に、農業委員会は「農地基本台帳」の整備や認定農業者・経営安定対策への加入契約
を徹底すると言うものであります。これは農水省寄りの発想であり、地方・特に中山間地域から見ればあ
まりにも拙速の感がありますが、全国的な旋風は迫ってくるものと思います。
このような内外に共に、いや応なく、差し掛かった大転換期に際しまして、窪川農業委員会として最後
となる「地域農政建議」をもって、本地域農業の今後の方向につき提言しておくことは、まことに大きな意
義があり、かつ時期を逃してはならない事柄であると信じます。
そこで、本日は、規定方針通り「建議・意見書作成小委員会」によりまして、取りまとめいただきました
「2005年建議書」(案)を議題として、ご審議願い、決定して頂きたいと存じます。
そして、前田町長に対しまして「建議書」を手渡し、窪川町長から、窪川町農業委員会の「地域農
政建議」の総編集として、新町・四万十町に引継ぎ、四万十田園地域の方向性をお示し願いたいと
思っておりますので、どうかその点宜しくお含みおきください。
また、四万十町農業委員会の事務調整につきましても、色々と種々雑多な問題を抱えながらも、順
調に調整協議の進行中であります。
その中間報告は佐竹事務局長が行いますので、これまた宜しくお願いします。
ともあれ、今後を展望するとき、「農の町」は大変であります。いずれに致しましても、窪川地域の農地
面積・基幹農業者ともに、県下でも最上位クラスでありまして、従って、四万十町になってもその中核で
あることになんら変わりありません。
むしろ、新町の農業委員会に於きましては、その「核」であり、「範」たる委員として誇りと姿勢を示す
ことが大切であると存じます。
すなわち、大きな過度期にある公的な立場をしっかりと踏まえた、各般にわたる自覚と行動が強く期待
されておりますことも、ここに、申し添えさせて頂きたいと思います。
それではこれより、議事日程に従いまして会議を進めます。
● 日程・第9 その他
「四万十町農業委員会事務・事業調整案」の中間報告について
それでは以上を持ちまして、平成17年11月の定例総会を終わります。ご苦労さまでした。
平成17年11月30日 会長 市川 和男
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平成17年12月・窪川町農業委員会・定例総会 (05・12・16)
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